【つながるデカフェ】第3回 イタリアンレストランとデカフェの美味しいつながり

“つながるデカフェ”第3回は神保町のイタリアンレストラン、ジロトンド(girotondo)様をご紹介いたします。

イタリアンレストランとデカフェには、あまり“つながり”がないように思われる方も多いかもしれません。

ですがジロトンド様のように、美味しいお酒と共にディナーを楽しんだ後、カフェインを気にせずに食後のエスプレッソを楽しめたら素敵ではないでしょうか?

ガラス張りの大きな窓とふんだんに使われた木の温もりが印象的です。

オーナーの村上裕一様は大学卒業後、イタリアでソムリエとして活躍し、2016年に同店を開業しました。

「約20年前になるでしょうか…イタリアで働いていたレストランでも、食後のエスプレッソにデカフェを希望されるお客様は一定数いらっしゃいました。ですが、エスプレッソはきちんと豆から挽いて抽出するのに対し、デカフェは袋から粉末を取り出すという方法でした。今はまた違うのかもしれませんが、当時はあまり美味しいとは思えませんでした。
またデカフェとは別に、カフェドルツォ(caffè d’orzo )という大麦を煎ったエスプレッソ風の飲み物も提供をしていました。」

カフェ文化の国・イタリアで早くからデカフェを見聞きしていた村上様。様々な経験を経て帰国後、居を移した先は偶然にもカフェシュクレの近くでした。

「近所に美味しいコーヒーが飲めるお店がないかな、と探していた時に見つけたのがシュクレさん。しかもデカフェがあって。ちょうどその頃は妻が妊娠をしていたので、デカフェがあるならそちらがいいなと思っていたので試してみたら、しっかり美味しかったんです。」

ジャージー牛ラグーのタリアテッレ 1人前・¥1500(税別)

現在ジロトンド様の食後の飲み物は、エスプレッソはデカフェも選べるようになっています。

「基本的に営業は夜が中心なので、眠りを気にされる方はデカフェを選んでいる印象です。あとは妊婦さんが多いですね。私自身もコーヒーは好きですが、体調によってはカフェインがきつい場合もあるので、そんな時はデカフェを飲んでいます。」

デカフェのエスプレッソを飲む村上様。グラニュー糖ではなく和三盆で味わうのがジロトンド流。

店名のジロトンド(girotondo)の意味は、イタリア語で「輪舞」。子どもたちが手を取り合い、輪になって踊る遊戯のことを指すのだそうです。

ワインやリキュールが整然と並べられたセラーの中には、弊社のデカフェの姿もありました。

お話を伺い、ジロトンド様の“手と手でつながる輪”の中に私たちも加えていただけたことを本当に嬉しく思いました。
これからも、美味しい一夜の締めくくりにふさわしい、美味しさと安心安全にこだわったデカフェを作り続けます。

■店舗プロフィール

店舗名:ジロトンド (girotondo)
住所:東京都千代田区神田神保町1-36-1 新神保町ビル 1F
TEL:03-5244-5245
営業時間:[月~金]17:00~24:00(L.O.23:30)[土]15:00~24:00(L.O.23:30)[日]CLOSE
Web:公式Facebook

撮影・文:松田