イノセントコーヒー・デカフェのお母さん【Y2 有井姉妹さん】

イノセントコーヒー誕生までの話を書きます。

2014年。弊社の創業の地である墨田区で、
製造者とクリエイターさんを結び付けるという企画がありました。
すべてを自社スタッフだけで行なってきた私たち。
創業以来18年間、自家焙煎店として切磋琢磨してきた技術と、
誠心誠意お客様に向き合ってきた想いとを生かして、
20周年を前に、何か新しい商品を世の中に送り出したいと考えていた時でした。
新しい風を取り入れてみるのもひとつかと思い、思い切って説明会に参加いたしました。
そこにいらしたのが、Style Y2 international の有井優雅さんと優香さん姉妹。
『商品が営業マンでないといけない』という言葉に衝撃を受け、
素晴らしい感性をお持ちのお二人だなと感動したことを今も覚えております。

弊社は当時、女性だけの会社であったこともあり、女性の感覚を大切にしており、
その意味でも、絶対にY2さんにと思っておりました。
しかし、主に食品以外を企画されていらっしゃるのお二人だったので、
駄目かと思いながらも思いをぶつけてみました。
そしてたくさんある企業さんの中から弊社を選んでいただき、
願が叶いY2さんとのコラボが始まりました。

私が自家焙煎店を始めた19年前は、まだまだ「珈琲=男性」。
その当時から、女性の感覚の珈琲屋さんをしよう、
男性には気づけない独自の珈琲屋さんをしようと思い、
妊娠中、大好きなコーヒーを飲めなかった経験を活かし、
多くは売れなくても、ずっと、デカフェを販売し続けてきました。
18年、いろいろな豆を試し、研究してきましたが、奇しくも2014年、
有井さんたちとの出会いと時期を前後して、
ようやく、これぞ!と心躍る、素晴らしく美味しいデカフェの豆にやっとやっと出会えたのです。

こんなに美味しいデカフェがあるんだと、ワクワクしました。
このワクワクを皆さんに感じて欲しい。沢山の方に飲んでもらわなければ。
豆の実力を最高に引き出す焙煎も完璧に研究したうえで、Y2さんに私の想いを話しました。

コーヒーは、私にとって人生そのものです。
泣き虫の姉妹とは時にお互い感動しあってよくポロッとすることが今でも多々あります。その時も、私の一つ一つの話を、しっかりとハートで聞いてくれた彼女たちは、冷静なプロの判断として、あらたな方向性を、私のライフワークのなかのたしかな1つの道筋として、提案してくれました。
新ブランド立ち上げを決意した瞬間です。

姉妹は2人ともデカフェがしっかり根付いたヨーロッパで暮らした経験があって、
「今まで飲んだデカフェの中でダントツにおいしい、というか、純粋に、とてもおいしい」と、ものすごく驚いて言ってくれたことも、よく覚えています。

ブランド名『innocent coffee』
純真無垢なコーヒー愛をイメージしました。
ブランド名からブランディング、ロゴ、パッケージデザインまで、Y2さんが考えてくださっています。

今回初めてY2さん、有井姉妹さんについて書かせていただきました。
お二人への想いが強く簡単には語れなかったからです。
いつも陰にかくれ表にはでないようにしながらも一緒懸命応援し、ささえて下さっています。
パッケージなど1つ1つに温かい気持ちを吹き込んでくれています。
とても多忙なお二人ですが、いつも私達とともに、喜び、楽しみ、苦しみ、悲しみも全部寄り添い、いつも温かく見守ってくれる、まさにイノセントコーヒーの生みの親であり、お母さんです。

イノセントコーヒーは、たくさんの皆さんの温かい気持ちと共に
美味しいデカフェへと繋がっております。
有井姉妹さま、私たちを結び付け応援してくださいましたたくさんの皆様に感謝いたしております。

Style Y2 international
有井優雅さん、有井優香さんです。
多企業さまと多種多様なお仕事をされていてます。テレビ、新聞、雑誌などにも引っ張りだこのお二人です。
お二人の暖かさが、モノづくりにも現れています。
詳しくは、下記サイトをご覧ください。
http://y2int.com/

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